Chaintopeのブロックチェーンプロトコル
現実社会の信用モデルと融合しパブリックな状態で取引の高速化を実現、
パブリックブロックチェーンの応用領域を広げるマルチレイヤーソリューション
社会実装に向けてブロックチェーンが抱える問題
ガバナンス
スケーラビリティ
プライバシー
Chaintopeのマルチレイヤーソリューション

パブリックブロックチェーンは不特定多数の参加者がブロック生成に参加することができる反面、それが起因して処理速度や安全性が損なわれるという課題がありました。一方のプライベートブロックチェーンではブロック生成の権限は限られた参加者にのみに与えられるため、従来のデータベースとの差別化がしにくくブロックチェーン本来の強みが発揮できていませんでした。
Tapyrus上のブロックチェーンネットワークには誰でも自由に参加ができ、取引の作成や閲覧が行えます。一方、ブロック生成や機能追加の権限は管理者ネットワークに属するため、従来のパブリックブロックチェーンが抱えるガバナンス問題が解消できます。
2021.12.24 ネイティブColored Coin機能を搭載したTapyrus Core v0.5.0をリリースしました
Tapyrusの提供するガバナンスの仕組み
Tapyrusではブロックチェーンを適用するドメインを明確化し、ドメインの利害関係者によって複数のフェデテーション (調整役) を構成していま す。ブロック生成に用いられるコンセンサスアルゴリズムはBitcoinやEthereumに採用されるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)ではなくフェデテーションによる多重署名です。これにより、ばらつきのない安定したトランザクションの承認を担保します。ノード運用は誰でも参加でき、台帳情報も公開されているため、パブリックブロックチェーンとしての信頼性も担保されます。
ブロック検証の方法

- ブロックチェーンを適用するドメインを明確化
- ドメインの利害関係者から複数のフェデレーション (調整役) を選定
- フェデレーションの 2/3 (パラメータ調整可能) による多重署名によってブロック生成を実現する署名ネットワークを構成
- 署名ネットワークがTapyrusネットワークに転送されたトランザクションをブロック化
- 作成されたブロックをTapyrusネットワークにブロードキャスト
- ネットワーク参加者がトランザクションおよび署名ネットワークが作成したブロックの正当性を検証
Tapyrusの提供する拡張機能
Colored Coin
Oracleによるデータ提供のサポート
Atomic Swap
Extension Chain
Tracking Protocol
ブロックチェーンを用いた取引ではすべての取引履歴がブロック(台帳)記録されるという特徴があります。これによりデータの改ざんが難しくなる一方で一つのブロックに記録できるデータに限界があるため、膨大なデータを取り扱う場合には巨大なストレージやスループットが必要でした。
Accumulator(アキュムレーター)を用いて独自開発したプロトコルで、大量の取引データを圧縮し各ブロックに記録します。これによりストレージやスループットの問題を解決し、安全性を損わずにこれまで困難であった膨大なデータ取引を可能にしました。

Paradiumはブロックチェーンを利用したトレーサビリティアプリケーションです。ParadiumはChaintopeの開発したAccumulatorを用いたTracking Protocolを搭載することによって、大量のモノの移動(大量の取引量)をストレージやスループットの問題を解決して管理することができるアプリケーションです。
企業が独自に管理するプライベートチェーン上での実装にとどまらず、中央管理者のいないパブリックチェーンにおいてもブロックチェーンの持つトレーサビリティの機能を実装できるようになりました。これにより、一つの企業にとどまらず、企業間あるいは業界横断的に安全にブロックチェーン技術を活用したモノの移動を管理することが可能になりました。