Tapyrus 活用事例:トラストサービス

パートナー:飯塚市様

事例内容:デジタル証明書の発行と検証

 

取り組む課題

コロナ禍で行政のDX化が叫ばれる中、飯塚市はその実現に向けて「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」を行いました。その先駆けとなる実証事業として、令和2年より飯塚市が発行する証明書のデジタル発行の実験を進めています。DX化を進める上で避けて通れない証明書のデジタル発行は、正当な証明書か(偽造防止)、改ざんされてないか、持ち主が正当な権利者か等、社会実装を進めるにあたり多くの課題が残っています。

 

ソリューション

Tapyrus APTを用いて、市が発行したデジタル証明書の検証可能なデータをブロックチェーンTapyrusに記録する仕組みを、そのデータを検証する仕組みと合わせて提供することで、オープンな環境でデジタル証明書の検証が可能となります。市民は発行されたデジタル証明書を提出先(大学や企業)へとメールで送り、提出された企業は検証を行うことで、証明書の真正性を確認できます。

 

実施内容

本実証では、飯塚市が発行する住民票、所得証明書等のサンプルデータを用いた上で市内事業者を中心に協力を募り、これまで約300名の参加者で実証を行っています。Tapyrus APIは内閣府が進めるTrusted Webへの準拠を目指しており、本年度も引き続き社会実装へ向けて実証を実施しています。

 

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