【CTO Tech Blog】P2Pプロトコルの新機能をネゴシエートするためのfeatureメッセージを提案するBIP-434
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当社のCTO、安土 茂亨がクラウドやBlockchainについて書き連ねるブログ Develop with pleasure! から最新記事をご紹介するCTO Tech Blog。
今回は「P2Pプロトコルの新機能をネゴシエートするためのfeatureメッセージを提案するBIP-434」というタイトルの記事をご紹介!!
ブログ記事の要約
本記事では、Bitcoin の P2P プロトコルにおける 新機能ネゴシエーション(機能交渉)を一般化する仕組みとして提案された BIP-434 を取り上げ、その背景と設計ポイントを技術面から解説しています。
Bitcoin のノード間通信は P2P プロトコルを通じて行われ、新しい機能が追加されるたびに プロトコルバージョン番号のインクリメント で対応してきました。しかしこの方式では、
- ある新機能をサポートするためにバージョン番号を上げると、不要な過去機能まで同時にサポート対象となる
- ハンドシェイク中に未知のメッセージが送られた場合の挙動が実装依存となり、ネットワーク分断のリスクを孕む
といった課題がありました。
🧩 BIP-434 の核心 — feature メッセージ
BIP-434 はこれらの問題に対処するため、P2P ネットワークの 新機能サポート状況を柔軟かつ安全に伝達・交渉するための feature メッセージ を導入する提案です。
- 目的
バージョン番号ではなく、各ノードが サポートする機能ごとに個別の機能 ID(featureid)と設定データ(featuredata) を送受信することで、新機能の利用可否を交渉。 - 設計
feature メッセージは ASCII 文字列の機能識別子と任意バイト列の機能データを持つ構造で、機能ごとに複数送信可能。未対応の featureid は無視され、解釈不能なデータの場合は接続破棄も許容されます。 - ハンドシェイクとの関係
ネゴシエーションは version → verack の前後関係を厳密に制御することで、既存の P2P メッセージとの互換性や未知機能への対応を明確化します。
⚙️ 技術的意義
従来の固定番号方式に比べ、BIP-434 の feature メッセージは
- 拡張性の向上:個別機能ごとのネゴシエーションが可能
- 後方互換性の強化:旧ノードとの互換性を保ちながら新機能を導入
- 柔軟なデータ付与:機能固有の追加設定を featuredata として送付可能
といったメリットをもたらします。
この記事は、Bitcoin ノードの プロトコル設計と進化に関する重要な考察 を丁寧に整理しており、ブロックチェーンネットワークの P2P レイヤー実装者やプロトコル設計者にとって参考となる内容です。
元記事へのリンク
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