【CTO Tech Blog】BitcoinのUTXOセットの内訳(2025年版)
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当社のCTO、安土 茂亨がクラウドやBlockchainについて書き連ねるブログ Develop with pleasure! から最新記事をご紹介するCTO Tech Blog。
今回は「BitcoinのUTXOセットの内訳(2025年版)」というタイトルの記事をご紹介!!
ブログ記事の要約
概要
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ブロック高910,000(2025年8月頃)時点のUTXO(未使用取引出力)セットを、以前(2023年12月、ブロック高約821,628)と比較して分析しています。
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スナップショットは約9.6 GBで、Bitcoin Core v30.0でコミットされたAssume UTXO用のスナップショットを使用。フォーマット変更によりストレージ効率も改善されています。
主な変化・ポイント
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アウトプットタイプ別の個数において、レガシーアドレス形式(P2PKH, P2SH)が大きく減少。
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最も多くなったのはP2TR(Taproot形式)で31.9 百万件の増加。
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「ベア・マルチシグ」(P2SHになってないマルチシグスクリプト)も増加しており、UTXOセットに占める割合として注目されています。
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アウトプット形式別に未使用サトシ(0 sats)となっているものも集計されており、「その他」カテゴリではかなりの量が記録用途などで使われている可能性が示唆されています。
技術的示唆
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UTXOセットの構造が変化しており、Taprootへの移行が進んでいること、またデータ記録用途(マルチシグ/OP_RETURN等)での利用増がストレージ効率やノード運用において影響をもたらしそうです。
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フォーマット最適化(ダンプ形式の変更等)により、UTXOスナップショットのサイズ削減が実現されており、ノード運用・分析用途の視点でも重要な更新。
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