■ブロックチェーン採用へのハードル

今までシステムメーカー、アプリメーカーなどがオリジナルのアプリケーションへブロックチェーンの導入を検討するとき、ブロックチェーンプロトコルの開発には工期及び予算に大きな割当が必要でした。
さらには、今までのブロックチェーンが持つ様々な課題を解決させるためのノウハウや技術、そして長期に渡るテストを経てアプリケーションを開発する必要があります。
■手間のかかる取引記録は Tapyrus API におまかせ

Chaintopeは、これまでのブロックチェーンが持つ課題を解消したブロックチェーンプロトコル「Tapyrus(タピルス)」を開発し、更にTapyrusを基盤としたブロックチェーン開発環境である「Tapyrusプラットフォーム(技術関連特許2件申請中)」をリリースしています。
そのTapyrusプラットフォーム上で運用可能な、ユースケース毎に最適化されたTapyrus APIを開発パートナー向けに提供。開発基盤の準備を必要とせずにブロックチェーンを簡単にアプリケーションに組み込むことが可能となります。
大幅な工期の縮小、ひいては予算の削減につながっていきます。
■安全にデータを共有し、DXを加速させる

現在の社会課題や求められる信頼性を解決していくためにはブロックチェーン技術が必須です。
DXにおけるオリジナルアプリケーションを開発する際には Tapyrus API を利用することでブロックチェーン導入のハードルを全く意識することなく開発可能になります。
ブロックチェーンアプリケーションを開発する際にTapyrus APIを使うことで実際に大きく工期を短縮できた事例を以下にご紹介します。
■【事例紹介】水産庁の実証実験用トレーサビリティアプリケーション開発
株式会社電縁(以下電縁)では、水産庁主導の元で行われる実証実験においてトレーサビリティアプリケーションの開発に携わっています。
密漁リスクの高い一部の魚介類について取引記録や証明書を発行し、正当な漁獲量管理を行うためのアプリケーションである為、透明性の高い運用が必要です。
そこで、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティアプリケーションを開発することになりました。
しかし、そこで発生するのがブロックチェーン導入へのハードルです。
電縁ではスムースなブロックチェーン導入のため、ブロックチェーン開発環境「Tapyrusプラットフォーム」を採用し、当社Chaintopeとパートナーシップを締結しました。
今回の実証事業では大量のトラッキングデータを運用していく必要があるため、当社からはTapyrusプラットフォームにおいて開発されたトレーサビリティAPIを提供いたしました。
電縁では非常にスムースなアプリケーションの開発が可能となり、その結果
「ブロックチェーンを意識することなく、トレーサビリティ機能を実装することができた」
との声をいただきました。