生産者の思いがつながる

簡単、すぐにトレーサビリティが始められるトレーサビリティシステム「Paradium」

■トレーサビリティの持つ可能性

トレーサビリティ、という言葉を耳にすることが多くなってきています。

ご存知の通り、ある製品がユーザー様のお手元に届くまでに、どのような会社が作り、流通を担う会社がどのように流通をさせて来たのかを知ることができるもので、追跡できる商品のことを指します。
トレーサビリティの導入により、商品やサービスに付加価値をつけることができるため、見た目の同じ競合商品に優位な差別化を図ることができるのはご存知の通りかと思います。

しかし、今までのトレーサビリティシステムには導入への高い壁がありました。専用の端末と専用ラベラー、バーコードリーダー、そして専用のシステムなどの購入に加え、それらを運用するための習熟などです。

当社では、トレーサビリティを簡単に導入したいサプライヤー様向けに信頼性の高いブロックチェーン技術を利用したトレーサビリティアプリケーション「Paradium」を開発しました。

■トレーサビリティアプリケーション 「Paradium」

Paradiumとは、当社が開発したブロックチェーン開発プラットフォーム「Tapyrus(タピルス)」によって生まれた、トレーサビリティに特化したマルチプラットフォームアプリケーションです。

スマホ上でも動作するため、小売業者からの発注はもちろん、受注から出荷までを担うサプライヤー、卸売業者(代理店)、配送業者に至るまで特別なハードウェアを必要とせず導入・稼働を開始することが可能です。
しかも、トレーサビリティを確立させるためには商品に貼付されたバーコードが必要ですが、Paradiumでは汎用のラベルプリンタを使ってのラベル印刷も可能になっています。

簡単、低コストですぐに使えるトレーサビリティアプリケーション、それがParadiumです。

■導入事例:フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング様による実証実験

石巻市に本拠地を構える一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンは次世代水産業の形を目指して、「新3K=カッコいい、稼げる、革新的」を理念に活動しています。
同グループの「(株)フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング」では海産物の流通を担っています。

20年8月、産地から離れた場所、東京で新鮮な朝獲れホヤを供給するための実証実験を行いました。
その新鮮さを証明するため、当社のトレーサビリティサービスParadiumが活躍します。

■実証実験で証明されたParadiumの「簡単さ」

実証実験では、流通におけるすべてのポイントでスマホにインストールされたParadiumを使用しました。

① 当日の朝に宮城県石巻川谷浜で収穫され、すぐに出荷を行います。出荷の時点でParadiumから商品情報の登録、その商品に紐づくバーコードを汎用のラベルプリンタで印刷し、商品に添付します。バーコード印刷の際も、Pradiumにパソコンのブラウザからログインしてすぐに印刷可能です。

② 池袋の宮城ふるさとプラザに到着、納品時点でバーコードをParadiumでスキャン。宮城ふるさとプラザで扱うホヤが朝獲れホヤであることが実証されます。

③ お客様への販売時には、ParadiumにアクセスできるQRコードが袋に貼付され、お客様自身がスマホで読み込むことでホヤのトレーサビリティ情報に加えさばき方までご覧いただけるページへアクセスできます。

Paradiumを用いることにより生産者様自身が非常に簡単、かつ信頼性の高いトレーサビリティサービスを導入、運用をすることができました。

■Paradiumの持つ可能性

当社で開発されたブロックチェーントレーサビリティサービスParadiumが実現する、お客様への安全・安心につながる商品流通による付加価値は、これからの時代に必須となっていくことでしょう。
これは、大規模流通を担う商社だけではなく、お客様と非常に近い距離感で直接のビジネスを行われる生産者様でも例外ではありません。

距離感が近いからこそ、お客様に生産者様の想いを伝えたい。

そういった生産者様のために、簡単に導入・運用できるParadiumを開発いたしました。
お客様とより密接に触れ合うため商品情報にはトレーサビリティ情報だけではなく、出荷のときの写真やメッセージを併せて登録することが可能です。

導入に関する投資コストが低く、運用も直感的に行うことができるParadiumは、これからトレーサビリティを活用して商品の魅力を磨いていくことをお考えの方に最適なソリューションです。

■トレーサビリティアプリケーション Paradium

■フィッシャーマン・ジャパン公式サイト

■ニュースリリース ホヤの朝獲れをブロックチェーンで追跡、水産資源のトレーサビリティ向上に期待

■PR TIMES

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