トレーサビリティNews Release

医療機器・材料の共同配送の実現におけるトレーサビリティの実証実験を実施

 当社は、医療機器・材料の総合商社である株式会社ムトウのムトウ東京SPDセンターにおいて、 医療機器・材料の共同配送による業務の効率化を目的とするトレーサビリティを実現するための実証実験を実施したことをお知らせします。

 

1. 背景・経緯

 医療機器・材料業界の商流や物流は、 一般的に「メーカー」「ディーラー」「病院」で構成されています。 各プレイヤー間の物流は、 それぞれが独自に行われており、 プレイヤーの数だけ構築されているような状況となっています。 そこで、 物流拠点での共同配送の検討 を進めて、 ITシステムの積極的な導入による業務効率化を推進することが検討されました。 これによって、 医療機器・材料の安定供給に寄与することが可能となります。 また、 流通情報や使用状況を逐次記録することができる トレーサビリティを実現 することによって、 作業の見える化と業務の効率化を実現することができます。 そのような背景から、 先ずは医療機器・材料の共同配送を検討する過程において、 物流トレーサビリティの実証実験を実施しました。

 

2. 実証実験の内容

 ムトウ東京SPDセンターの物流施設を共同配送倉庫と想定し、メーカーから入荷した商品のピックアップからディーラーへの納品までのトレーサビリティを専用アプリで検証しました。検証の結果、各工程のトレーサビリティを正確に記録できることが確認できました。また、各工程におけるリードタイムを計測することで、物流工程における業務改善に応用できることが確認できました。今後は、トレーサビリティが業務の一部として稼働できるように、物流システムとの連携を検討します。

 

3. トレーサビリティサービスについて

 本実証実験で使用したトレーサビリティサービスは、ブロックチェーン技術基盤としてchaintopeの独自パブリックブロックチェーン「Tapyrus(タピルス)」を用いたトレーサビリティサービスとして開発しました。利用者はスマートフォンから対象となる商品へ貼付された2次元バーコードをスキャンすることでトレーサビリティを実現できることが特徴です。

 

あたらしい経済に、担当の迎(むかえ)へのインタビューが掲載されました!
あたらしい経済「医療機器等の物流業務改善に向けた実証実験」

Yahoo! ニュース「【取材】医療機器の物流改善にブロックチェーン、chaintopeが実証実験」

ニュースリリース
PR TIMES

  • このエントリーをはてなブックマークに追加