トレーサビリティNews Release

福岡県産ブランド農産物の輸出トレーサビリティ実証に成功!

 このたび、当社は九州農産物通商(株)とともに、福岡~香港間の既存サプライチェーンにおいてブロックチェーン技術を活用した福岡県産巨峰及びシャインマスカットの産地出荷から消費者が購入するまでの流通工程におけるトレーサビリティ実証に成功しました。

 2021年8月下旬から9月上旬にかけて実施された実証1回目については、JAふくおか八女から巨峰、当社と親交のある川崎町ラピュタファームからシャインマスカットを出荷協力いただきました。
それぞれの産地の出荷担当者にスマホアプリを利用してトレーサビリティ情報を記録していただき、九州農産物通商(株)により輸出され香港の店舗へ届けられました。
そして、香港の青果店「三代家」を訪れた顧客にぶどうのパッケージに貼り付けたQRコードをスキャンしてトレーサビリティ情報を閲覧いただき、トレーサビリティ情報の有無による「顧客の購買行動や意識の変化」をアンケートにより調査しました。

ラピュタファーム(杉本農園)での作業の様子


JAふくおか八女・黒木選果場での作業の様子


香港の店舗(三代家)での販売の様子

 この実証事業は、ブロックチェーン技術の振興を進める福岡県の事業の一環として行われたもので、当社が提供するブロックチェーンシステム「Tapyrus(タピルス)」が採用されています。
本トレーサビリティシステムは、改ざんが困難なブロックチェーンの特性を生かし、産地偽装の防止や食の安全・安心を実現する技術として今後の展開が大きく期待されるものです。

 今後は、2022年1月に同区間において福岡県が誇るブランドいちご「博多あまおう」の実証を予定しており、福岡県産品の更なる輸出促進や食の安全・安心の実現に貢献するため、ブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティシステムの開発・展開を進めてまいります。

 当社は、今回構築したシステムをトレーサビリティAPIとしてサービス提供しております。
農協、地域の農産品を扱う貿易会社様、地域産品のブランド価値を高めたい地方自治体様、企業様、農家様からのご連絡をお待ちしております。

ニュースリリース(PDF)
PR TIMES

担当の北川へのインタビューが、「あたらしい経済」に掲載されました!

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